2014年度夏学期 量子力学 II
(浜口幸一:講義のページ/ホームページ)
お知らせ
追レポートを出題しました。(8/7)
期末テスト実施(7/22)・・・・・問題はこちら,
解答例はこちら。
(解答例【2】訂正しました。7/23,
【3-5】の解説に一言追記しました。9/5)
7/15 までの講義ノートを載せました。 (7/14)
第二回レポート問題載せました。(6/17)
第一回レポート問題載せました。(4/8)
ウェブページ作りました。(2/17)
場所:理学部4号館、1220号室
日程:毎週火曜2限(10:30-12:00)
4/8, 4/15, 4/22,
5/1(木), 5/13, 5/20, 5/27
6/3, 6/10, 6/17,
7/1, 7/8, 7/15, 7/22 (期末試験)
9/2 (補講)
計13コマ + 7/22(火)に期末試験 + 9/2(火)に補講(=成績とは関係ないオマケの講義)
【注1】5/1(木) は火曜の講義が行われます。
【注2】6/24(火) は休講の予定です。
演習問題の配布について
毎週、講義の終わりに、火曜午後の「物理学演習 III(量子力学)」の問題を配布します。
「物理学演習 III」を履修していない学生も、是非持って帰って挑戦してみて下さい。
時々、演習で示した(示す)結果を講義で用いることがあります。
レポート
第一回レポート出題(4/8・火)(提出締め切り 5/9・金・17:00)レポート問題
第二回レポート出題(6/17・火)(提出締め切り 7/10・木・17:00)レポート問題
成績は、この2つのレポートと期末試験(2014年7月22日(火)に実施)の結果を総合して評価します。
講義内容:(かっこ内は進行状況) これまでの講義ノートはこちら
0. はじめに (4/8)
0.1 自己紹介
0.2 ウェブページ/予定/演習問題の配布について/成績
0.3 おさらい(座標表示とブラケット表示、など)
0.4 可換な演算子の固有状態・・・第一回レポート出題(レポート問題はこちら)
1. 角運動量
1.1 軌道角運動量
1.1.1 定義 (4/8)
1.1.2 全角運動量 (4/8)
1.1.3 交換関係 (4/8)
1.1.4 球対称ポテンシャルのとき、ハミルトニアンと可換 (4/15)
1.2 角運動量演算子の固有状態 (4/15)
1.3 角運動量の固有状態を座標表示すると球面調和関数(球面調和関数の図) (4/15, 4/22)
1.4 角運動量の合成とClebsch-Gordan係数 (4/22)
1.5 スピン (5/1)
1.6 s=1/2のとき、パウリ行列 (5/1)
2. 球対称ポテンシャル内での粒子
2.1 この章でやること (5/1)
2.2 球対称ポテンシャルのとき、ハミルトニアンと角運動量は可換 (5/1)
2.3 動径方向 (5/1)
2.4 水素原子 (5/13)
3. スピンと磁気モーメント
3.1 一様磁場中のループ電流 (5/13)
3.2 角運動量と磁気モーメント (5/13)
3.3 LS結合 (5/20)
3.4 これまでの話を全部合わせると・・・ (5/20)
3.5 一様磁場中のスピン (5/20)
4. 様々な近似法 (5/20)
4.1 摂動論(定常状態) (5/20)
4.1.1 やりたいこと (5/20)
4.1.2 縮退なしの状態 (5/20, 5/27)
4.1.3 縮退ありの状態 (5/27, 6/3)
4.1.A ハミルトニアン <==> 行列 (6/3)
4.1.4 Zeemann 効果とか (6/10, 6/17)
4.2 摂動論(時間発展) (6/17)
4.2.1 摂動なし (6/17)
4.2.2 摂動あり (6/17)
4.2.3 遷移確率を求めてみると・・・ (6/17)
(6/24は休講) (第二回レポート出題・レポート問題はこちら)
4.3 準古典近似(WKB近似)
4.3.1 WKB近似 (7/1)
4.3.2 具体例:トンネル効果 (7/1)
4.3.3 接続公式 (7/8)
5. 対称性と保存則
5.1 運動量pは並進、角運動量Lは回転の生成子 (7/8)
5.1.1 pは並進
5.1.2 Lは回転
5.2 ユニタリー演算子とエルミート演算子 (7/15)
5.3 対称性と保存則 (7/15)
5.4 保存量 (7/15)
5.5 対称性 (7/15)
5.5.1 ユニタリー演算子と対称性
5.5.2 連続対称性の生成子と保存量
期末テスト (7/22) ・・・・・何でも持ち込み可(ただしアルコールや食べ物は除く。・・・常識の範囲内でお願いします。)
6. オマケ(成績とは関係ないオマケの講義) (9/2)
特定の教科書・参考書はありませんが、講義ノートを作る際に参考にした本をいくつかあげておきます。:
現代物理学の基礎3, 4「量子力学 I, II」(岩波書店)
猪木慶治、川合光「量子力学 I, II」(講談社)
朝永振一郎「角運動量とスピン」(みすず書房)
浜口幸一(講義のページ/ホームページ)
http://www-hep.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~hama/lectures/2014_QM2.html